2014年07月31日
Royal Forest Guard

みなさんこんばんは。今日はちょっと、タイ軍装研究が進歩したのでお伝えします。
僕は前々か、度々ら森林警備隊のことをブログで話題にしてきましたが、その所属省庁がハッキリしました。
昔、DNPという組織が関係しているということをダラダラと間違い含めて書いたことがあるのですが、覚えておいででしょうか。そのころからこのブログを見てくれてる人がいらっしゃるでしょうか。
まず、こちらをご覧ください。

こちら、「タイ王国天然資源・環境省」のロゴマークです。こちらが、森林警備隊の襟元に襟章として入っているのです。

わかりにくいですが、こちらの写真の襟元をよくご覧ください。え?わかりにくい?わかりました。私物の襟元を見せましょう。

ここまででわかっていただいたと思いますが、国防省でも警察庁でもなく環境省に所属しているということがわかるでしょうか。
さらに詳細もわかりました。
こちら前からDNPと呼んでいた部署ですが、この部署の名前は「国立公園・野生動物・植物局」と言います。「National Park, Wildlife And Plant Conservation Department」ですね。別に略してもDNPにはならないんですが、なんでDNPって呼んでたんですかね・・・w
多分「Department of National Park , Wildlife And Plant Conservation」と呼ぶこともあるからでしょうね。
いわゆる森林警備隊迷彩の服を着ている森林警備隊は、みんなこのパッチを付けています。
以上より、森林警備隊は
「天然資源・環境省 隷下 国立公園・野生動物・植物局」所属の部隊となります。
また、これは資料画像で僕は持ち合わせていないので何とも言えないのですが、

こちらの服。今まで森林警備隊だと思っていたのですが、どうやら違うようなのです。多分身内の周りを回って今は焼き鳥先輩のところにありますw
この服、実は矛盾しているところがいくつかあります。矛盾点は襟章と腕章です。

腕章の紋章はこちら。天然資源・環境省隷下森林局の紋章ですね。中央におられるのは恐らくプラケートという仏様です。
服の右腕についているパッチです。
左腕についているパッチです。
さて、今度は襟を見てみましょう。襟についているのはこちら

「農業・協同組合省」の紋章なのですが、不思議ではないですか?
腕は環境省なのに襟は農業・協同組合省なのです。
そう、この服おかしいんです。どうしてこういうことになったのかがハッキリわかりません。
恐らく、ではありますが推測を立ててみました。
タイの内閣は、2002年に大きな組織改革がありました。もう12年も前です。
その時に、天然資源・環境省が設立されました。まさにその時、あるいはその少し後に、農務省にあった森林局は天然資源・環境省へ移設になったのではないか?と考えております。
根拠は、我が国の国土交通省から出ているタイの水運事情の資料(リンク付けしましたがリンク先はPDFです、注意)です。
日本国政府から発表されている資料ではありますが、タイの事ですので正確かは不明、信憑性はありそうですがw
この資料の中では、森林局は農務省にある、というようなニュアンスで書かれています。
これが何年に発表された資料なのかは不明ですが、2002年の大規模改革で部署が移設になったと考えると辻褄が合うのです。
上の黒服は農務省以下出会った時の森林局の服であり、今では絶対に手に入らないレア物である、ということでしょうか・・・。
今回はちょっと真面目に研究した成果を出せたかもしれません。
的外れなこと言ってたりして・・・w
2015年1月14日加筆修正
分かりにくかったので最後の考察文を書き直しました。