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Posted by ミリタリーブログ at

2014年04月03日

RTN MarineCorps Recon Battalion


 皆さんこんにちは。先日、Vショーで買わなかったことを公開して急いでAmazonでポチった物があります。

 こちらです。ロシアはやめてしまったのでまぁいいのですが、アジアの特殊部隊は気になる。タイのがあるかもしれない。

 薄い期待を胸に届いた本をめくってみると、アジアの欄にあるのは「日本」「韓国」「北朝鮮」のみ。挙句の果てにはアジアの欄に「太平洋の特殊部隊」と言う風にオーストラリアが共同で紹介されていました。
 
 最近になって、「ここまで来ると僕はもう受け身で情報を取得する側ではなく、自分が情報を取りに行って発信する立場になってしまったのではないか」とひどく寂しくなる時があります。アメリカ空軍PJなんかはまだまだ取得する側の(とはいえ自分でとりにいかんと何もわからんのですが)若造でございますが、タイに至ってはもう国内に有力な情報はないんですね、これが。

 御託が過ぎました。つまり、今度からは僕が色々発信していかねば増えるはずの仲間もなかなか増えんのでは?と思った次第です。本でテキスト文を担当されているCRS@VDVさんのようにしっかり情報が伝わるかわかりませんが、知ってることは発信していこうかなと思っております。

 第一回目の今回は、僕のお気に入り(笑)である海兵偵察部隊を紹介しますよ。冒頭のはFacebookを巡っていたら偶然たどり着いた写真です。肩についている黄色い2本オールにドクロのパッチが海兵偵察部隊の物です。

【組織】
 そもそも海兵隊は、海軍の持つ一個師団です。所謂海兵隊というのは、海軍の中に一個師団しか存在しません。
 さらに師団を分けていくと、
   ・司令部
   ・3個歩兵連隊
      ・各3個歩兵大隊
   ・1個砲兵連隊
      ・3個砲兵大隊
      ・1個対空砲大隊
   ・1個強襲大隊
   ・1個偵察大隊
 という風になっております。歩兵師団のほかにも地域配備部隊という部隊が3か所軍管区にわかれて配備されておったりするのですが、割愛します。
 このうち9個のライフル歩兵大隊は、王宮警護をローテンションで担当したりしております。王宮にいる茶色っぽい制服の隊員はこちらではないかと考えておりますが、はっきりとはわかっておりません。宿題とさせてください。

 さて話がそれました。師団のうちに偵察大隊というのがあるのですが、これが海兵偵察隊と僕が呼んでいる物です。海外ではMarine reconもしくはMarine reconnaissance battalion(Wikipediaではこちらを呼称)と言います。何と呼ぶかは微妙なところですw
 
 偵察部隊は1965年に設立されました。お隣の組織であるSEALsもアメリカのSEALsをモデルに作ってますので、こちらも必要性に迫られてアメリカのForce reconをモデルにしたのではないかと思っております。こちらも宿題にさせてください。

【装備】
 彼らはデジタル迷彩の採用される前、ウッドランドの時代からG36Cを採用したり、歩兵連隊と比べて進んでます。また、特徴としては海兵隊は歩兵連隊共にTLBV型の装備を採用することが多く、海兵デジタル迷彩のTLBVを装着するなどの特徴もあります。
 
こちらがそれ。米軍TLBVで言うところのウッドランド生地の部分が海軍デジタル柄になっております。尚、米軍から供与された物なのか、タイで生産された物なのかは確かではありませんが、迷彩がデジタルになる前はウッドランドの物も使われていました。

 ご覧のように、服・装備・ベレーに至るまでウッドランドです。そして、G36Cを装備しているのも分って頂けるでしょう。このG36Cが採用されているいきさつはわかりませんが、装備率はかなり高かったようです。過去形な理由は後述。

 訓練中の画像です。G36C率の高さをわかっていただける画像だと思います。


 タイ軍では全軍で使われていますが、M16A1,M16A2の使用も確認が取れています。謎の黒いチェストリグの正体はわかりません。結構正体不明の装備を使っているのがタイ軍ですw


 M4A1,それからM203の使用も確認できてます。肩についているパッチがサブデュードなのも、チェックしておきたいポイントです。・・・あれ?この隊員Reconだったかな?w


そしてお待ちかね、現用の偵察部隊です。MTAR21を使用しています。アームズマガジンなどで最近コブラゴールドの写真が出るようになりましたが、そのあたりで紹介されてる写真に写ってる偵察部隊の使っている銃はMTAR21です。
そりゃ需要は米軍にあるかもしれないけどタイ軍もちょっとはマシな写真使えや・・・

銃はこんなところでいいでしょうか、「この銃って使ってるの?」とかあればお問い合わせください。あ、少しは調べてくださいね。

【微章】

袖章です。上は海兵隊を意味する語の略、下はパトロール・偵察等を意味する語が書いてあります。右上腕部・左上腕部どちらに着けてる兵士もいます。ただ、デコに着けてる兵士はいないのでどっちの腕に着けてもいい物だと考えていますw


パターンの違う物を持っています。これは古い物で、現代でつけている偵察隊兵士は前の物を付けているようです。


胸に着けるパッチです。水陸両用であるという意味で、海・陸が表現されているようです。正面には盾に錨、上のはガルーダでしょうか。
サブデュードの物も所有しています。


フラッグパッチです。これは別に偵察部隊の物というわけじゃないですが、海軍のフラッグパッチを紹介したかったのでここで紹介しました。
海軍のフラッグパッチはタイの3色旗中央に白象が配置されている物です。
 少し話が長くなるのですが、白象については話しておかないといけませんので、軽くですが紹介させていただきます。
タイでは、白い象が神聖な物として扱われており、象法という法律があるほどです。それによれば、所有している象が白象と認められた(基準があります)場合、白象を国王に献上せねばならないという法律で、献上すると国王と対面する権利が与えられ、多額の報酬と栄誉が与えられるそうです。
 また、違う話ではタイの勲章には白象勲章という物があり、その勲章には白象がかたどられています。タイで一番メジャーな勲章と言ってもよろしいでしょう。外国人にも授与されるチャンスはあるようです。一例としては東条英機が挙げられます。
 脱線具合が度を過ぎていないかと言われても仕方ないのですが、それくらい白象はタイの象徴なのです。

ちなみに、海軍が艦船を持って海上行動をする際のフラッグは青い色をしています。

偵察部隊の主なパッチは以上です。

偵察部隊を紹介いたしました、いかがだったでしょうか。初回ということで少々長くなってしまいましたが、仲間増えんかなという熱意は伝わったのではないでしょうかw
次回はなににしようかなーと思ったのですが、SEALsにしようかなと思います。現用のメディア露出がないので古い情報になってしまいますが、ご了承ください。

2014/04/05 訂正
 肩章を袖章に訂正



  

2014年01月13日

King of Tiger

みなさんこんにちは。
先日初歩的な黒ベレーを紹介したばかりですが、今日は少しニッチなところを攻めます。
何と言っていいのですか、仮に森林精鋭警備隊とでもいいましょうか、そんな部隊が去年中にタイで発足したらしく、それを偶然先日見つけました。英名ではKing of Tigerだそうですが。

そして驚くべきことに、彼らが着ている服を僕は持っているのです。


彼らです。


そう。


国境警備隊迷彩だと思ってたあの迷彩服、こんなところでも使えるのですw




使用している銃はHK33。タイでは一番使われる銃かもしれないですね。
使っている装備の迷彩がこれまた・・・^^;
近年、タイのジャングルでトラの密猟が頻発しているようで、それを取り締まっていたのは森林警備隊でした。しかし、装備が貧弱・訓練もしっかり行われていない状態で密猟者に立ち向かい続けるにも限度があります。
そこで、密猟者を根こそぎ捕まえてやろうということで、「質のいい訓練」「衛星装備」で装備を一新した新部隊が発足したようです。
彼らの任務は密猟者の捕獲、自然・野生動物の保護ということです。



こちらが、僕の所有している服です。見事に同じもの。国際ルート(いーべいなど)でも見かけたことないし、国内ではもってのほか。現地行かないと買えないかもしれませんね。
僕もこれは現地で買ってきたものです。パッチは手に入らないかもな・・・。

と、タイでもおそらく一番か二番手に若い部隊の紹介でしたとさ。  

2013年05月10日

NEWS and SUDAN

皆さんこんばんは。

本日はとてもうれしいお知らせがございます。
ひそかに応援を続け、コレクションが増えるたびに「おお、また増えとる」とニヤニヤさせていただいていた非主流迷彩さんのオーナー、クワンさんが当ブログにコメントを残して行ってくれました!!
そして、非主流迷彩さんのお気に入り欄にも追加してもらったりして、更にニヤニヤ。

すごいですよねぇ・・・衣装ケースの写真を見ると圧巻されます。
タイ空軍デジの記事が追加されたときは腰が抜けました。その時はまさか空軍デジが手にはいるとも思ってなかったときだったので、「うおおすげぇ、空軍デジ持ってる!!」と声に出してしまったものです。

更に別館と本館に分かれた時も、海兵デジ(官給品!)と陸軍デジ(官給品!!)のコレクションが追加されたりなんかして、こういうときでもタイばっかり見てるわけですが、いやぁすごいと感心しました。

これからも、クワンさんの非主流迷彩さんを応援していきたいと思います。
お気に入り欄に非主流迷彩(本館)さんのほうを追加させていただきました。


今日はこれだけ、、、と思ったのですが、写真の無い記事ってのもかっこ悪いので、スーダン(アフリカ)へ派遣されたタイ軍の写真を上げたいと思います。実は、僕の最終目標の一部に、スーダン派遣タイ軍をやるってのがあるのです。


これだけならできないこともないのですが、

これはまずできなさそうですよね・・・。この砂漠柄、どこで手に入るんや・・・(遠い目

便宜的にタイ軍砂漠デジと呼んでいます。今度タイに行ったときは、アッサダン通りの軍用品店に片っ端から聞いて回りたいと思います。


最終目標の一部、といったのは、

こんなの(ロイヤルガード)とか

こんなの(Royal Thai NavySEALs)とかやってみたいと思ってますので。  

2013年04月07日

Thahan Phran ~Royal thai army Ranger~

みなさんこんにちは。
今日、サバゲに行く予定だったのに親戚事が突発いたしまして、おじゃんになりました^q^

さて、今までこのブログでも頻発しました「タハーン・プラーン」という単語ですが、そういえばそこだけに注目したことって久しくないなぁと思いまして、本日取り上げることといたしました。

タハン・プランと縮めて呼ぶことにしますが、こちらの部隊はそもそもタイ北部に潜伏したタイ共産党のゲリラを討伐するために、志願兵が集まって構成された準軍事組織が起源となっております。
かつては戦意あふれる精鋭達ともいえたのかもしれませんが、最近はどうなんでしょうね・・・。
英語ではRoyal Thai Army Rangerみたいな表記になってますが、ちょっと違うんじゃね?と僕は思います。

というのも、近年共産党ゲリラ討伐の必要性が減ったため、業務が国境警備だとか麻薬捜査だとか難民キャンプ警備だとか、必要だけど軍にやらせるとお金がかかっちゃうと言ったようなことばかりです。
Wikipediaの記述によると、軍にできない危険業務を担当しているみたいですが・・・。

麻薬、特に大麻やケシ等の栽培取締り(自然の多い国ですから、しばしばみつかるらしい)に関しては写真があります。

こんなに堂々と栽培するんですねw

国境警備に関しては、カンボジア軍とはしょっちゅう接触していますので、写真資料は豊富です。

右側の兵士はカンボジア軍、左を通行しているのはタイのタハン・プランです。この前後の写真を結構見ましたが、一緒に食事をしている状態でした。双方武器をもっているのに一緒に食事をしている・・・?
どちらかがどちらかの捕虜になっている写真だと想定しています。

さて装備に着目してみますと、まず第一に目につくのはその黒い服です。
黒服部隊と呼ばれることもあるくらいで、ほぼ全員黒服を着用しています。
私はHOLIDAY ADVENTURE社製のものを一着所有しております。

ごらんのように、色リボンの縁がついた黒いスカーフを巻いているのも特徴です。配備される地方、もしくは部隊によって色が違うものと想定しております。

そして、胸にはトラがナイフを加えたモチーフのパッチを付けております。タハン・プラン記章と呼んでいますが、これ実は種類がものすごく多いです。
そりゃそうです、普通の軍人さんだって資格があればつけますから迷彩柄の物もありますし、黒服に合わせるものについても糸の色から縁の色からなにからなにまで違いますし、最近見つけた物については砂漠柄の迷彩に合わせる記章もあります。サブデュードタイプもあります。カラータイプもあります。
全て集めるのは至難の業です・・・。

以下、僕がいままで集めることのできた記章です。

デジタル迷彩向けのサブデュードパッチです。サブデュードでも目は赤い糸で縫ってあり、かっこいいですね。


こちら黒服に縫い付けたものですが、黒服用ではないかもしれません。
縁が赤く、トラも色がついており、柏葉も白糸です。黒服向けのサブデュードは紫いろっぽい生地に黒い糸で塗ってあるものなので、式典用かもしれません。
というのも、

こちらの写真を見ていただいたらわかるんですが、後ろの砂漠迷彩の兵士の胸に同じ物がついているのです。
これは剥がさなければなりませんね。


左上がウッドランド系用のサブデュードタイプ、右上は緑系用のカラータイプ(と思われますが、詳細は不明)、下は丸型のカラータイプです。

サブデュードに関しては色を見ればわかるんですが、カラータイプは詳細不明なものが多いので、詳細がわかりしだい記事にいたします。