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Posted by ミリタリーブログ at

2014年04月11日

Royal Thai Police Officer


 みなさんこんばんは。暑くなったり寒くなったりが続いております。体を壊さないように注意しましょう(と、体を壊した人が言っております)
 本日は、僕もお気に入りのタイ王国国家警察庁の皆様をざっくりですが紹介いたします。かなり大きな組織ですから、いくつかに分けて紹介しますよ。

【組織】
タイ王国国家警察庁には大きく分けて6つの部門があります。
・犯罪抑制支援部門
  ハイウェイポリス、水上警察、国境警備警察等、犯罪を抑止する支援に当たる部門です。
・犯罪抑制実行部門
  いわゆるおまわりさんであったり、警部であったり、地方警察であったり。人気の高いポジションが多い部門です。
・司令統括部門
  あらゆる部局を統括し、タイの警察を総合的に動かしている部門です。
・教育部門
  警察官を育てる部門です。
・特殊任務部門
  王室警護関連の任務が多い部門です。王室警護警察局、王室安全管理局、王室警護隊から構成されます。
・サービス部門
  国家警察病院、タイ国家警察看護学校から構成される部門です。対外的なサービス担当。

このうち、私がお伝えできるのは犯罪抑制支援部門(これもかなり細かい部局に分かれます)、犯罪抑制実行部門(一般的なおまわりさんとして紹介します)です。本日は実行部門を紹介します。

実行部門も、さらに細分化することができます。
・首都圏警察本部局
  メトロポリタンポリスというのがまさに彼ら。交通司令部や、第1~9の方面部、首都圏の捜査本部、首都圏訓練センターが置かれます。
・地方警察本部
  1~9の方面部、各県の捜査本部、各県訓練センターが置かれます。
・南部国境県警対応センター
  テロ問題が深刻なタイ南部に設置される部局です。特殊作戦部もおかれています。

文章ではなんとなくわかりにくいですが、日本で言えば県警と警視庁のような関係ですね。南部だけは特別対応が必要のようです。
南部には特に危険な3県があります。パッターニー、ナラーティーワート、ヤラーのことです。マレーシアと国境を面し、危険度が特別警戒レベルと言われているヤラーには、先日紹介したPARUも配置されていることが確認できています。

ここまでの情報は、バンコク発の日本語情報誌DACOの2013年8月5日号を参考にしています。

【装備】

一般的な一等巡査の身なりです。大地の色、カーキ色の制服を着用しています。これが、また黒に近い色だったりもっと明るかったり、その辺はテイラーによるようです。飾緒の着用もありますが、どの階級がどれを付けるというのはハッキリしておりません。次回、タイに行ったときに確認したいと思います。階級が高い人はつけてない場合もあるようですが・・・。

拳銃は様々です。というのも、官給品は国王陛下から借りた物という扱いになりますので、それを万が一紛失するというようなことがあっては大変です。なので、ほとんどの警官は腰物を自費で購入するそうです。
ショットガンも購入はできるようですが、連射できる銃は滅多なことの無い限りは購入許可がでないとか。


公用車の車種は本部で決定しています。バイクもそうだとは思いますが、タイ旅行をすると大分様々なバイクがパトバイクになってますw


首都圏警察本部局に組み込まれる、対群衆防衛とコントロール部の隊員です。左の上腕部にクラウドコントロールのパッチが貼ってあります。


彼らもクラウドコントロールの隊員ですが、少しボケて分かりにくいですね、座って待機している隊員の右上腕部に貼っているパッチが、首都圏警察本部のパッチです。


所有している制服です。警部と呼ばれるランクまで階級を上げてみました。スキルパッチはちょっと欲張りすぎですね・・・レンジャー訓練に合格していることになっていますw 士官学校出なんでしょうね・・・。飛行隊パッチもついています。頭がおかしいですね(自虐

まぁそれは冗談として、射撃賞・降下章がついている警察少尉(僕の服は中尉)以上の警官は士官学校を卒業している可能性が高いです。入れる時点でエリートだそうですが、入学前に軍・警察合同の士官学校予科を卒業していると入学がちょっと有利になるとか。

【微章】
所有している物全てを紹介するのは大変なので、一部にとどめておきます。

首都圏警察本部の袖章です。わかりやすくMetropolitanPoliceと入っています。


首都圏警察第7方面部の袖章。


階級章です。下士官のうち一等~三等巡査は腕にこういった階級章を付けます。巡査長からは肩章になります。


先ほど紹介したクラウドコントロールの袖章です。中々作りのいいパッチです。


一般的な警官がつける金属の物を撮影するのを忘れてしまいましたが、これはCHAIYA章というものです。特別な訓練を受けた者が付けます。どういった訓練かはまだ知りませんが、軍でいうレンジャー訓練のようなものか?と考えています。宿題とさせてください。


次回も首都圏警察関連を紹介する予定です。タイの警察には思い入れがありますので、思わず長文になってしまいますね・・・。

それにしても、この記事誰が得するんだろう・・・?w